当ブログの「野球日記」のコンテンツでは、学生野球未経験の自分が上達するために七転八倒、七転び八起きするさまを正直に綴っていきます。投手転向2年目で、ピッチングのクオリティ向上が最重要課題なので、それに関する内容が多めです。どこかにいるかもしれない「下手の横好きであっても、うまくなることを諦めない」ような、野球好きの方に届いたらうれしい限りです。
所属チームの活動がお休みなので、今日も助っ人で野球をしてきました。このブログの記事で「来季は100イニング投げる!」とか大言壮語してしまったこともあり、どこかのチームの監督さんを拝み倒してでもマウンドに上がるしかありません(笑)。
SilverFoxさんのオーラにバカ負け
本日のグラウンドは、都立城北中央公園B面。広大な公園の中の一面のグラウンドにつき、みんな大好き「飛ぶバット」使い放題です(笑)。
9時プレイボールのオープン戦。参加させていただいたチームは、杉並区軟式野球連盟所属のクレシェンドさん。対戦相手は、北区軟式野球連盟2部所属のSilverFoxさん。北区軟式野球連盟の2部と言えば、あの天晴さんと同じクラスですから、強豪チームなのは言わずもがな。それより何より、登録メンバーが70名以上で、同じチーム内に「土曜日活動のエンジョイタイプのチーム」「日曜日活動のガチタイプのチーム」の2つが存在するのは軟式野球のチームとしては破格の規模。たいていの野球チームなら、登録メンバーが20名程度、参加率の高いメンバーが7〜8名ぐらいなのが相場ですから、「SilverFoxさんは草野球界のホークスかよ!」と思ってしまうのも無理からぬところ。
試合前にグラウンド前に集合している時点で、黒地に白抜き文字のユニフォーム姿のかっこよさとオーラに圧倒されました。「黄金期の西鉄ライオンズか?」と思うほど、野武士感たっぷりで、さまざまな世代の猛者、プロの草野球人が集ったかのような佇まいには「お見それしました」という感じ。SilverFoxさん、マジでカッコ良かったです!
強豪相手に、いざ先発マウンドへ!
この試合、「暑いので継投策でいきます」とクレシェンドの清水監督からは事前に知らされていました。試合前にごあいさつすると、「今日は先発で!」とのこと。驚いたことに、この試合に自分同様、投手枠で助っ人参加していた山下さんは、先週末に同じ「Black Catsさん紅白戦」に参加し、先発マウンドに上がった方。つまり、1週間前、別チームの試合で実現した「山下さん→吉里颯洋」の継投策を逆にした「吉里颯洋→山下さん」という継投がこの試合で実現することに。山下さんは左のサイドスローなので、右上手ながらパームボールばかり投げる自分とのリレーは、レアなタイプの投手が継投する激レアな継投。そう思うと、少し肩の力が抜けました(笑)。
強豪チームとの対戦にモチヴェーションは上がりましたが、残念ながら、それだけで急に球速が上がったりはしません(笑)。自分なりの「Thinking Baseball」を実践すべく、前回登板の反省を踏まえ、このゲームでは投球間隔を早めてテンポを上げて投げました。
相手打線でマークしたのは、破格の体格だったサードの廣瀬選手と、さかんに縦振りの素振りをしていたセカンドの安達選手。廣瀬選手はプロ選手かと見まごうばかりの迫力でしたから、「1発いかれたらアカンやろ」という印象。調べたところ、元ラガーマンということで納得しました。右肘を抜いてインローをさばくような素振りをしていた左打ちの安達選手はスイングも鋭かったので、とにかくボールを散らすことを心がけました。草野球の場合、先乗りスコアラーもいませんし、事前情報も少ないのが当たり前。対戦相手が分かっていれば、試合動画がネット上に見つかる可能性もゼロではありませんが、助っ人参加の試合ならそれも無理。となると、ぱっと見の印象から、その場で勘ピューターを働かせるより他はありません。
結果として、3イニング投げて被安打2、与四死球1、自責点1は上々の出来。今季のベストが出せたと思います。打たれたヒットのうち、1安打はセンター前のテキサスヒットで、残りの1本も外野手の頭は越させませんでしたから、「強豪チームの強力打線相手にゲームメイクする」という「極私的ジャイアントキリング(番狂わせ)」は何とか達成できました。
堅守でサポートしてくれたクレシェンドのメンバーの皆さんに、この場を借りて御礼申し上げます。不思議だったのは、相手打線の打球のほとんどが野手の真っ正面だったこと。打たれた瞬間に振り向くと、次の瞬間、打球は野手のグラブの中。「こんなの、野球漫画でもありえねぇ」と不思議な気持ちに。特に、一死二塁でサードゴロを打たせて、「5-3」のダブルプレイが成立した2回表は、「1イニング10球で終わらせる」という自分の理想がほぼ実現できました。
「現状のスタイルより緩急をつける」というテーマにもトライしましたが、なかなか難題。いつも投げているパームボールより遅いボールを投げようとしたボールを打たれましたから、そこは試行錯誤の余地ありですね。練習中の別の球種の出来もダメダメだったので、そこは鋭意精進していきます。
マウンドを降りる際、SilverFoxさんの島田選手から「まだまだ投げられるでしょう!」とコメント頂けたのはうれしかったですね。
※文中のSilverFoxさんの選手名は、ホームページで調べて書いてます。
♪ホワイなぜに、野球をやるのか?
スコアボードが示す通り、シーソーゲームのすえ、最終回の一打サヨナラという場面で打席が回ってきました。それまでの2打席は左打席で、死球、四球という結果でしたから、右サイドの相手先発投手は左打者は投げづらかったのかも。ただ、何となく虫の知らせがしたので、この場面でスイッチヒッターの自分は右打席へ。人生初のサヨナラヒットをかっ飛ばしたかったところですが、空振りしたボールがパスボールとなり、あっさりゲームセット。試合直後、「最後、打ちたかったでしょう?」と審判の方から聞かれましたが、「ハイ!」と即答していた自分がおかしい(笑)。「いやぁ、高校野球ぽかったスね!」とSilverFoxさんの方もおっしゃっていましたが、確かに高校野球が大好きだった天国のお袋もほめてくれそうなナイスゲームでした。
帰り際にクレシェンドの清水監督から「ナイスピッチング!ありがとうございました!」と拍手を頂き、助っ人冥利に尽きました。素直にうれしかったです。
どなたがベースコーチをやっても指示が的確だったクレシェンドさん、さすがの試合運びでした。参加させていただき、光栄でした。
つくづく思うのは、「強いチーム、強い相手に立ち向かうのって、楽しいな」ということ。小学生の頃から真田幸村が大好きなのはそういうことかと、いろいろなことが腑に落ちました。徳川方に負けると分かっていても雄々しく立ち向かう真田幸村の「たとえ負けても一矢報いる!」という漢気に少年時代の俺はシビれた訳で、こういう性分はこの先もずっと変わらないと思います。趣味の野球で言うなら、少年野球の経験すらない野球素人の自分が経験者の猛者に立ち向かうハンディキャップマッチだからこそ、こんなに楽しいんですよね。負けて当たり前の相手に勝ったら、ミラクルですから。
さらに言うなら、チームスポーツの野球の場合、メンバー全員の力を合わせなければ「ジャイアントキリング」は達成できませんから、それが実現できた時の喜びもひとしお。口で言うほど簡単ではありませんが、グラウンドに立つ限り、それを目指していきます。
「乾坤一擲」の4文字を胸に刻みつつ、この先も自分なりの「ジャイキリ人生」を実現すべく、粛々と挑んでいきます。
閑話休題。
猛暑の中、白球を追いかけた両軍プレイヤーの皆さま、お疲れさまでした!
野球って、本当に難しくて楽しいですね。
行くぜ、俺。
ENJOY BASEBALL!
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フローリングの床の上で使ったらすごい音がしてびっくり(笑)。室内では、タオルを敷いてから使ってます。