当ブログの「野球日記」のコンテンツでは、学生野球未経験の自分が上達するために七転八倒、七転び八起きするさまを正直に綴っていきます。投手転向3年目で、ピッチングのクオリティ向上が最重要課題なので、それに関する内容が多めです。どこかにいるかもしれない「下手の横好きであっても、うまくなることを諦めない」ような、野球好きの方に届いたらうれしい限りです。
今季初登板で、大炎上・・・
3月22日土曜日、S&D昭島スタジアムにて、私設リーグ「Smile Baseball Leage_土曜大会」の初戦がありました。所属チーム、ハヌマーン・レイチェルズの対戦相手は、街風Twilightsさん。昨年、苦杯を嘗めていた相手に一矢報いたいところでしたが、残念な結果に終わりました。2番手で登板した自分の乱調がたたって、4-12のスコアで大敗。打撃成績は2打数1安打1得点。左打席でヒットが出たのは良かったものの、焼け石に水のレベル。ご迷惑をおかけしたチームメイトの皆さんに、この場を借りて謝罪するより他ありません。1イニング投げて「被安打2、与四死球4、自責点4の5失点」というのは、自分史上最悪の出来。ここから盛り返すために、対策や改善案などをまとめておきます。
敵は腰にあり
症状が出るのは年に1回程度という軽傷ながら、この試合の1週間前は腰痛で歩けませんでした。その後の経過は日中は調子が良く、スクワットもランニングもできましたが、夜になると右足がつるような感覚がありました。試合の数日前には全力疾走、全力投球できる程度には回復していたため、監督に相談のうえ、試合出場を決断。思わぬ誤算は、いざマウンドに立つと身体の動きが思うに任せなかったこと。上半身と下半身がバラバラで他人の身体を借りてボールを投げているような微妙な違和感が最後まで拭えませんでした。具体的に言うと、並進運動(体重移動)がスムーズではなかったですね。対策としては、怪我から復帰する際にはバッファを持たせて、段階を踏みながらマウンド復帰を目指すこと。投手の出来は勝敗に直結しますから。見切り発車は良くないなと痛感しました。
あとは、とにかく予防をしっかりして、腰痛を完封すること。整形外科医のアドバイスに従い、「体幹をしっかり鍛えて腰椎を筋肉で支える」ことはしっかりできていますが、もっと大切なのは「腰痛につながるような行動は避ける」こと。今回、腰痛になった原因として思い当たる生活習慣は、「(およそ10キロ程度の)重たいものを片手で持って移動、階段の昇降などを日常的に複数回行った」ということ。仕事柄、ノートパソコンなどを持ち歩くのはやむなしとしても、これからは腰痛につながるような事態は徹底して回避していきます。痛みが伴う腰痛は、感覚としては病気というよりは捻挫のような「怪我」に近いので、防ぎ切るのは細心の注意が必要だと再認識しました。
敵は我にあり
この試合では、中継ぎとして3回のマウンドに上がったのですが、監督の指摘通り、準備不足は否めません。投手に転向した一昨年、リリーフ専門だった自分は登板前の準備をどうしていたのか思い返してみました。当時は登板機会のほとんどが試合の後半だったため、試合の中盤から投球練習をすれば間に合っていました。ところが中盤での中継ぎ登板となると、そうはいきません。「試合開始直後から準備すれば間に合うだろう」と思いかけて、「いや、それも違うな」という結論に。アマチュアチームの場合、ベンチ入りメンバーが多いプロ野球とは違い、ブルペン捕手などはいませんから、キャッチボール相手をチームメイトに頼むなり、それが難しければシャドウピッチングを行うなりの工夫が必要です。とはいえ、試合中はベースコーチに行く、スコアをつけるなどのタスクもあるため、思い至った結論は「試合中盤からの中継ぎ登板の予定がある場合は、試合前から準備する」ということでした。次回、中継ぎで待機することがあれば、それしかないと思います。
※これ↑は、島田さんのグラブです。
この日の降板後、抑えで登板予定だった島田さんの豪速球をブルペンでしこたま受けられたのは、良い勉強になりました。自分のような学生野球未経験者とは違い、学生野球をフルコースで経験してきた島田さんの投球は、まさにレベチ。内野手用のグラブで受けていましたが、写真↓のヴィンテージ・ミット(美津濃ワールドウィン・赤カップ。推定製造年は1975年前後)があれば、さぞかし良い音が響かせられただろうと悔やまれるほど。島田さんのボールは速いだけでなく、ストレートが縦回転でなく、ジャイロボールなんですよね。外角の球がスライドしたり、内角の球がシュートしたり、思わぬ方向に動くので「こんなん、草野球の試合で投げられたら打てんやろ」というのが正直な感想。同じような豪速球は投げられませんが、メカニクスの素晴らしさ、フォームの滑らかさについては大いに見習っていこうと思いました。
敵は塁上にあり
以前に所属していた某チームでは強肩捕手がノーバウンド送球でバンバン盗塁を刺してましたが、それはかなりのレアケース。そもそも草野球の投手はプロや学生野球の投手ほどの球速がない場合も多く、自分もご多分に漏れずといったところ。ですので、走者によく盗塁されるのは、捕手ではなく自分が原因ということは理解しています。少しでも「盗塁フリーパス状態」を回避するには、牽制のスキルを磨くしかないですね。ランナーを刺せないまでも、少しでも走りづらい状況を作って盗塁のタイミングを遅らせることは努力すればできるはず。球速を上げるより、牽制のテクニックを磨く方が手っ取り早いですから。「いつか絶対に牽制で走者を刺してやろう」と思います。
さて、盛り返せ
いろいろ書きましたが、今季の目標は、さんざんだった去年の投手成績を向上させることです。具体的には与四死球率を下げて「球数少なくテンポ良く、1イニングをサクサク終わらせる」理想を少しでも多く実現すること。昨季は助っ人で投げた試合も含め、それが達成できたのは10イニング程度でしたから、なんとか底上げしていきたい。目標達成できなかった場合の出処進退はその時に考えることとして、これから毎日のトレーニングの強度をもっと上げていきます。
野球って本当に難しくて、楽しいですね!
行くぜ、俺。
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