当ブログの「野球日記」のコンテンツでは、学生野球未経験の自分が上達するために七転八倒、七転び八起きするさまを正直に綴っていきます。投手転向2年目で、ピッチングのクオリティ向上が最重要課題なので、それに関する内容が多めになります。どこかにいるかもしれない「下手の横好きであっても、うまくなることを諦めない」ような、野球好きの方に届いたらうれしい限りです。
今日もまた、体感温度36.5℃以上の炎天下。暑いのは根っから苦手な体質なので、「夏に野球をやるなら、早朝かナイターで・・・」と願いながら、登板機会を頂けそうな試合があれば真昼間の試合でも参加してしまう自分に苦笑するよりありません(笑)。まさに、「遅れてきた野球バカ」ですね。夏なんか、さっさと終わればいいのに(笑)。
さて、本日のグラウンドは、都立猿江恩賜公園野球場。参加させていただいたのは、Black Catsさんの紅白戦でした。
人生初の野球女子との対戦結果は・・・
自分が加わったのはBlack Catsさんのチームメンバーと助っ人参加の方の混成チーム。「6番ライト」で先発し、4回、5回の2回に中継ぎでマウンドに上がりました。
しかし、上下ブラックのBlack Catsさんのユニフォームのカッコいいこと!今まで見たユニフォームの中でベストでした!いつの日か、自分が野球チームを作るなら、ブラックユニにしようと密かに決意しました(笑)。
試合に話を戻すと、相手チームで目を引いたのは、セカンドを守っていた右投げ左打ちの女性プレイヤー。第1打席で放った一二塁間を見事に破るクリーンヒットの打球は速く、外野手経験の浅い自分が打球をはじいてしまうほど。「ソフトボールか野球の経験者だな」と悟りました。少年野球の経験すらない自分から見れば「エリート」ですね。子供の頃、遊びと言えば「野球」でしたが、野球どころかキャッチボールをする女子も見たことはありませんでしたから、隔世の感があります。
さて、残念ながらマウンドに上がる頃には少々バテていましたが、「3-3」のタイスコアの4回表、リリーフのマウンドへ。
「人生初」というレアな体験のせいか、女性プレイヤーと勝負した打席は鮮明に覚えています。2回の対戦のうち、最初の打席はインハイのパームボールを打たせてファーストフライ。その回はエラーが続き、走者がたまった場面で、(高反発の)飛ぶバットを振り回す右打ちのスラッガーに長打を喰らい、2失点。そのスラッガー氏が使っていたバットはメーカーやブランド名は不明ながら、明らかに飛ぶバット。レフト場外に特大ファウルを打たれた時点で、もっと警戒すべきでしたね。
2イニング目の5回表、早くも迎えた女性プレイヤーとの2度目の対決では制球を乱してフォアボール。相手が女性だから力んだとか、調子が狂った訳ではなく、単にバテていただけです。所属チームのレイチェルズの前回登板も猛暑の中のマウンドでしたが、リリーフではなく先発だったので、ギリギリ2回はスタミナが持って、与四死球ゼロで抑えられたんでしょう。野球女子さんとの2打席対決は「ファーストフライ→フォアボール」という結果に終わりました。あえて勝敗をつけるなら、1勝1敗といったところ。その後、走者3塁の好機に、またもや登場したスラッガー氏に犠飛を許し、追加点を献上。2回投げて「被安打2」ぐらいかと思いますが、3失点はダメダメですね。何より、同じ打者に2打席連続で打点を献上したのは看過できません。
※インターマッスルの強化のために購入したのが革製のメンコ。持ち運びできるところがお気に入り。 |
「飛ぶバット対策」は考えても無駄?
「投高打低」の今年のプロ野球とは真逆で、昨今の草野球は「飛距離は金で買える」と揶揄されるほど飛ぶバットが隆盛で「打高投低」の時代。都心の住宅街にあるグラウンドであれば「飛ぶバットは禁止」というローカルルールがあったりもしますが、割合で言えばそうしたグラウンドの方がレアです。「試合でかっ飛ばしたい!」という気持ちでプレイヤーが飛ぶバットを買う気持ちも分かりますし、野球用品が売れなければ、野球用具メーカー各社の経営にも響きますから、それを否定しても仕方ありません。飛ぶバットの恩恵で外野フライはオーヴァーフェンスとなり、弱い打球の内野ゴロが塁間を抜くことも増えましたよね。つまり、飛ぶバットが草野球を変えたことは厳然たる事実なのです。では、「自分のように打たせて取るタイプの投手は、どうすればスコアボードに『0』を刻めるのか?」とよく考えます。そもそも、マウンドから打席を見た時、打者の手に握られたのが飛ぶバットか否かということは判別できません。この試合で対決したスラッガー氏の打席で「あ、飛ぶバットだ」と気づいたのは、細長い形状の独特の形状に見覚えがあったからで、それ以外のブランドとなると、まったく判別不能です。よくよく考えれば、お金に余裕があるなら、飛ばないバットより飛ぶバットを選ぶのは当然で、市場を見渡せば、飛ぶバットがそれ以外の普通のバットを駆逐する勢いなのが現状なのではないでしょうか。つまりは、草野球プレイヤーの5割以上、つまり大多数が飛ぶバットのユーザーだと考える方がシンプルです。例外といえば、打感にこだわりがある上級者が木製バットを使用するぐらいしか思い当たりません。
で、気づきました。対策すべきは、飛ぶバットそのものではなく、投手があれこれ講じるテクニックにまったく動じない強打者、スラッガーであると。分かりやすく言うと、学生野球経験者で足腰、体幹が強い打者は遅いボールでも体勢を崩されずに待って打てますから、そういう打者こそ警戒すべき、対策すべき相手だと言えます。
最近読んだ「慶應高校野球部:「まかせる力」が人を育てる / 加藤弘士」で紹介された慶應高校野球部の『Thinking Baseball』にならって、知恵を絞るしかありません。
ねらいは、少しでもタイミングを外し、できるだけバットの芯に当てさせないこと。
極私的スラッガー対策は・・・
1)できるだけ緩急をつける
※いつも投げているパームボールより、さらに遅い球を投げます。ただのスローボールじゃない球種で。
2)無走者であれば、極力早いテンポで投げる
※打者にあれこれ考えさせたくないので、「ちぎっては投げ」ぐらいでちょうど良いかと。投球間隔は10秒切りたいですね。
3)無理にストライクゾーンで勝負しない
※相手打者のレヴェルによりますが、「どこのチームでもクリーンアップ打てるレヴェル」なら、歩かせても良い気がします。ゾーンより高めの球は怖いので、極力低めの球で勝負したいです。
と、あれこれ書きましたが、ここに書いただけじゃ忘れちゃうんで、メモ帳に手書きで書いて、次回の登板時にグラウンドに持参します!
猛暑の中、遠征しただけあって、それなりの収穫はありました。
参加させてくださったBlack Catsさんの鷹巣さん、お世話になりました!
行くぜ、俺。
ENJOY BASEBALL!
※失点はしたものの、それ自体は恥ではありません。精進を積んで己がレヴェルアップしていけば良いこと。
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※最近、買い換えた遠征バッグ。バットが6本も入りますが、そんなに入れたら重くて動けません(笑)。