吉里颯洋の年甲斐ない日記

作詞家・吉里颯洋のブログ

【野球日記】俺の左足はL字を描けたのか?

このブログの「野球日記」のコンテンツでは、学生野球未経験の自分が上達するために七転八倒、七転び八起きするさまを正直に綴っていきます。投手転向2年目で、ピッチングのクオリティ向上が最重要課題なので、それに関する内容が多めですね。どこかにいるかもしれない「下手の横好きであっても、うまくなることを諦めない」ような、野球好きの方に届いたらうれしい限りです。

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強力打線にめった打ちの刑!

2024年5月18日土曜日。所属チーム、ハヌマーンレイチェルズの練習試合に参加しました。グラウンドは八王子市内の北野公園野球場、対戦相手は「じゃりんこバタフライ」さん。プレイボールは15時頃。この試合、光栄にも今季3度目の先発マウンドでした。

結果は、2回を投げて、ホームラン2本を含む被安打8、与四死球はゼロ、自責点7で9失点ですから、かなり連打を食らった印象。相手チームは平均年齢20代半ばぐらい、高校野球経験者が大半を締めるような地力のあるチーム。創設間もないのか、なぜかユニフォーム着用していず、見た目はユルユルな感じでしたが、遅い変化球にも泳がされずに鋭いスイングをしてくる強力打線は切れ目がなく、まさに猛打爆発。狭いグラウンドながら見事に柵超えアーチをかっ飛ばした左打ちのスラッガーは、高校野球の名門校・桐生第一高校OBだと試合後に知りました。当日は何とも思いませんでしたが、数日経ってから自分の不甲斐なさにめちゃくちゃ腹が立ってきました(笑)。学生時代の球歴に差があろうとも同じグラウンドで真剣勝負ができるのが草野球の魅力、醍醐味なので、再戦することがあれば一矢報いたいところです。というか、同じチームともう一度対戦できるならどういう配球でいくか考えるのは最高に楽しいですよね。俺的には「高校野球の試合じゃお目にかかれないボールを投げてやるぜ」と思ってます(笑)。とりあえず、この試合で得た教訓は「相手が強力打線なら、いつもよりもハッキリと緩急を付ける」ということでしょうか。

助っ人さんの大活躍もあって、乱打戦の末、ゲームそのものは辛勝。最終打席、右打席でレフト前にクリーンヒットを打ちましたが、9失点もしている身の上を思えばまさに「焼石に水」でした。

「ナイスピッチング!」と言われた理由は・・・

不甲斐ない結果にも関わらず、降板の際に監督から「ナイスピッチング!」と言ってもらった時には「?」と思いましたが、「今日はフォアボール出してないから、これを続ければ必ず結果が出ます」とのことで納得しました。前回は「与四死球6」でしたから、進歩と言えるかもしれません。コントロール向上のために、この試合で工夫したのは以下の2点です。

・ランナーの有無に関わらず、全球をセットポジションで投げる。

・次項で述べる理論に従い、左足の上げ方を変更。

鋭意改造中の投球フォームが完成したとは言い難いのですが、少なくても方向性は間違ってないのではと思えたのは収穫でした。

俺の左足はL字を描けたのか?

「左足の上げ方を変えた」と書きましたが、そのきっかけになったのは、こちらの記事「五十嵐亮太氏が分析する佐々木朗希のフォーム 山本由伸、千賀滉大と共通する「L字」』。なかなか奥深い話で、以下のような記述が琴線に触れました。

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「一流と呼ばれる投手のフォームには共通点がある。それが股関節の内旋でした。右投げの投手が左足を踏み込んでいく時、左膝が内を向き、足底の内側部分から地面に着いていく。現役では(ソフトバンク時代の同僚である)千賀滉大や(東京ヤクルトの)石川雅規、(オリックスの)山本由伸らがそうです」
 佐々木朗希。彼もまた投球時、見事に左脚が「L字」になる。
五十嵐氏は元巨人の槙原寛己氏とゴルフを共にした際に、この股関節の使い方を訊ねたところ、槙原氏も「意識していた」と打ち明けたという。前・完全試合男(1994年に達成)にも共通する投げ方なのだ。
 「左足を外から大きく回すような投げ方をしてしまうと、上半身が我慢できず開いてしまい、投げる方の腕も外回りしてしまう。それでは軸も保てず、力のあるボールが投げられないし、故障のリスクもある。当然、股関節が柔らかくなくてはできない動きです」

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誇れるような球歴も圧倒的な体力やら地肩の強さも何一つ持ち合わせてない自分の課題は、監督から言われている「再現性の高いピッチング・フォーム」をまずは身につけること。そのためには、マウンドからボールを投げる「投球」という一連の動作のうち、底上げできるところからやっていこう。そう思い立ち、前述の「股関節の内旋」が実現するようなトライを、この試合のしばらく前から続けていました。具体的には、記事にあるような左足がL字を描く動作そのものを真似るというより、槙原寛己さん、前田健太さんら、偉大なプロ投手のフォームを動画で確認しつつ、左足を上げてステップ後に着地するまでの動きを真似るようにしました。今はとにかく、覚えたフォームでシャドウピッチングを繰り返し、身体に染み込ませる練習を繰り返しています。

このフォーム改造がこの日の無四球に即効で貢献したと明言はできませんが、一筋の光明が見えたような気がしています。もちろん、「股関節の内旋」以外にも、改善すべき箇所はあれこれあるでしょうが、平日夜のわずかな練習時間を割いてどこをどうすべきかは、実戦経験を積みながら考えていきます。


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防御率よりも大事な指標とは?

この試合の後、「大量失点で、防御率が天文学的数字になってしまった」と落胆していると、監督からLINE上でもらったコメントは「チームとしては防御率よりもWHIPや四死球率を重視したい。細かいスコアをつけてないため、防御率はあまりあてになりません」とのこと。こうして、明確に評価の基準を知らせてもらえるのはありがたいですね。年俸の査定に響きますからね(笑)。

さて、

・(速球投手ではないですが)ストレートのスピードを上げたい

・こだわりがあるパームボールは「魔球」と呼ばれるぐらいの精度にしたい

などなど、野望はいろいろありますが、「ストライクゾーンの四隅に投げ分けられるレヴェルのコントロールを目指す」というのがチーム方針に添った目標になるのかもしれません。言うほど簡単じゃないですが、粛々と努力していきたいと思います。

一意専心、一球入魂!

 

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