吉里颯洋の年甲斐ない日記

作詞家・吉里颯洋のブログ

【作詞教室・爽塾】2023年後期_Lesson02

私こと吉里颯洋がオンライン・レッスンで行っている「作詞教室・爽塾」。

2023年後期の2回目のレッスンレポートを、生徒さんの声も交えながらお届けします。

オリエンテーションを行った前回の最初のレッスンでは、生徒さんの現状を把握しつつ、半年間の目標を設定しました。

今回のレッスンのカリキュラムは、「作詞法(1) 〜作詞概論、企画・着想〜」という内容で、曲先作詞のノウハウについて学んでいただく座学の初回。前のタームから継続受講している方は半年前とほぼ同じお話を聞くことになってしまいますが、ここはあえて、ベーシックなスキル確認の意味も含めて同じお話をすることにしました。

1限目の内容は・・・

まずは、実際の作詞に取り組む前に知っておきたい要素を簡潔にまとめたテキストに添って、作詞とはどんな行為なのか、歌詞がどのように成り立っているのかという概論をお話ししていきました。主な項目は以下のとおりです。

・名曲の条件とは? 〜ビギナーでもココをめざそう!〜
・ポエムと歌詞の違い
・詞先作詞と曲先作詞の違い
・曲先作詞のプロセス

次にお話ししたのは「着想から企画へ」というテーマで、ゼロから企画を立てて歌詞を書く際のあれこれについて。

爽塾で学ぶメリットである「初めて曲を聴いたその場で、どんな歌詞を書くかを30分で決める」という独自のメソッドについて、この春スタートのタームからカリキュラムをアップデートしました。具体的には、生徒さんがレッスンで考えた歌詞の企画を発表しておしまい、ではなく、講師の私がコンサルティングを行う要領で生徒さんと話し合いながら、歌詞のコンセプト(企画)をよりしっかりとしたものに仕上げていくスタイルに変更しました。これにより、歌詞のコンセプトのツッコミどころが少なくなり、歌詞を書き始めてから書き上げるまでに生徒さんが「中途で投げ出す」ことはほぼなくなったかと思います。

 

2限目の内容は・・・

前のタームから継続受講している生徒さんがリライトを繰り返しながら取り組んでいる歌詞の講評を行いました。

おめでたいことに、3度目の提出にして、「誓いの指輪」という歌詞が完成。リライトされた箇所がどのように向上したのかを解説していきました。進歩の度合いが予想以上だったのは本当にうれしかったです。生徒さんの成長を目の当たりにすると、教えるこちらも得も言われぬやりがいや達成感がありますね。

大切なのは、今回のリライトで学んだことを他の作品にも応用していくこと。そうすることで、成長のスピードが格段に上がっていきます。これに満足せず、どんどん歌詞を仕上げて欲しいですね。半年なんてあっという間ですから。


以下にレッスン後の生徒さんのコメントをご紹介します。

 


次回の3回目のレッスンでは、「作詞の実際」というテーマで、作詞のハウトゥー的なカリキュラムに進んでいきます。
リライトされた歌詞の提出も楽しみです!

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※画像は、「ゴジラ-1.0」の上映開始に盛り上がる(?)新宿歌舞伎町の街並み。筆者は新宿育ちなので、歌詞の中の「ストリート」というワードに対して、新宿の街並みを思い浮かべることもしばしば。