吉里颯洋の年甲斐ない日記

作詞家・吉里颯洋のブログ

【野球日記】スランプ脱出へ、レジェンド投手のパワーを召喚!

当ブログの「野球日記」のコンテンツでは、学生野球未経験の自分が上達するために七転八倒、七転び八起きするさまを正直に綴っていきます。投手転向2年目で、ピッチングのクオリティ向上が最重要課題なので、それに関する内容が多めです。どこかにいるかもしれない「下手の横好きであっても、うまくなることを諦めない」ような、野球好きの方に届いたらうれしい限りです。

ダブルヘッダー連投は人生初

2024年10月26日、陵南公園野球場。所属チームのハヌマーン・レイチェルズはダブルヘッダーを戦い、1勝1敗。1試合目は試合巧者の「PerfectFreeze」さんに完敗、2試合目は「五右衛門風呂」さんに快勝と明暗が分かれました。2試合合計で5イニングと投球回数は大したことありませんが、ダブルヘッダーで連投したのは人生初。起用してくださった監督に感謝ですね。今季は参加した試合の多くで登板機会を頂いているのは、本当にありがたい限り。少しでも成長して安定した投球をすることで、恩返しができればと思います。

1試合目は最終回に1イニング投げ2失点、2試合目は先発して4回を零封。第2試合の自分の投手成績は、与四死球1、被安打1、奪三振が2だったような記憶があります。危なげない内容でスコアボードに0を4つ並べられたのは、恥ずかしながら今季初のこと。遅ればせながら、今季のベストピッチができました。本格的に投手転向した去年は1試合1イニングずつしか投げてなかったことを思えば、上出来ですね。この試合では「1イニング10球前後で終わらせる」という理想に近いピッチングができたので、そこそこの達成感がありました。また、2試合合計で5イニングを投げても、まだ余力があったのも収穫でした。「この日の出来なら、内野手としてお世話になった過去の所属チームと対戦しても抑えられる」と思えたのはわずかながら進歩かなと。スコアボードの写真の通り、ゲームは快勝。試合後のミーティングで、今季2度目のMVPに選んでいただけたのは大変光栄。ここ3試合で7イニングを投げて自責点はほぼなく、9月下旬の不調からは脱したような手応えはあります。

試合を振り返ると、エラーなく堅守でサポートしてくれたチームメイトの皆さんのサポートがありました。特にセカンドのアベさんがセンター前に抜けそうなライナーを2度にわたって阻止してくれたのにはシビれました。あと、いつも通りにサードゴロをたくさんさばいてくれた麗ちゃんもサンクス!「そうさん、今日は珍しくストレート投げましたね!」と見破ってくれた平田さんも、投ゴロ処理時の俺の怪しい送球を捕ってくれて感謝です。受けてくれたライさんの青いキャッチャーミットのヴィヴィッドな色がマウンドからはっきり見えたのも助けになりました。

自分は打たせて取るタイプなので、味方の守備が乱れないことが大切。それには四死球をなるべく出さないこと、テンポよく投げることが大前提で、この日はそれができたと思います。対戦した五右衛門風呂さんはユニフォームが真新しかったので、創設間もない新規チームだったのかも。先発投手は本格派の好投手で、他のメンバーのほとんどが鋭いスイングでした。パッと見、20代前半の学生野球経験者の方がほとんどといった印象。この試合では自分にしては多く空振りを取った記憶がありますが、速球派投手の真逆を行くような俺の投球が異次元過ぎて(笑)、調子が狂ったんでしょうね。総じて、今夏、助っ人参加した試合で北区2部のSiliverFoxさんに投げた試合より快調に投げられと思いますが、「再戦の機会があれば、そう簡単には抑えられないはず」と自分を戒めておきます。

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投手転向2年目の現在地

本格的に投手をやり始めたのは2023年からなので、今年が2年目。昨年お世話になったMONSTERSさんではリリーフ専門で、投げたのは1試合につき1イニングのみ。昨季の成績は、10試合に登板して1勝0敗2セーブ、防御率3.55。何とか見られる成績になったのは松原監督の采配、運用のうまさであって、実力ではありません。
今季から参加している新規創設のハヌマーン・レイチェルズでは先発でも起用していただき、2イニング以上投げるようになりましたが、まぁ難しいの何のって筆舌に尽くし難いのが正直なところ。シーズン当初から登板機会を頂きながら、さしたる結果は残せないまま、トレーニング中の事故で右肩を負傷。5月から2ヶ月ほどはボールが投げられず、久しぶりのDL入り。グラウンド復帰後の8月は自軍の活動があまりなかったため、助っ人参加した他チームの試合でマウンドに上がって試行錯誤を繰り返す日々でした。9月下旬に登板した2試合では制球を乱して与四死球が増え、自滅するというダメな投手の典型的なパターン。何かしらの打開策を見つけるべく、さまざまな動画を見あさり、プロのコーチに弟子入りするこも検討しましたが、ここは原点回帰しようと思い立ちました。スランプを脱出するため、あれこれ試みた施策を以下に記します。

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名球会のレジェンドに私淑!

数年前の話になりますが、「STEPPIN' OUT!」誌の「名球会」インタヴュー企画で編集を担当したレジェンド・プレイヤーの中には、日本プロ野球史上に残る名投手がいたことを思い出しました。350勝投手の米田哲也さん、日本における元祖パームボーラーにして「精密機械」と呼ばれた320勝投手の小山正明さん、バッターのインサイドを鋭くえぐる投球スタイルで「ケンカ投法」と謳われたライオンズのレジェンド、251勝投手の東尾修さんのお三方がいたのです。どこかにヒントはないかと、編集当時の音声を聴き直し、記事を読み直しました。「4種類のパームボールを投げ分けていた」と語る小山正明さんのパームボールの握り方については、山崎二郎編集長から誌面では未公開の写真をもらっていたので、握り方を再確認。現状、俺の投球の8割はパームボールなので、この写真は家宝級の宝物です。パームボールに関するあれこれは実戦の中で試行錯誤していくしかありませんが、スタミナの強化法は米田哲也さんに、コントロールの良さの秘訣は東尾修さんから改めて学び直しました。この仕事をご依頼くださった山崎二郎さんに、この場を借りて申し上げます。

トレーニングメニュー改定へ

ということで、すぐに結果が出るものではありませんが、米田哲也さんの「とにかく投げ込め!」というアドバイスをベースに、来季とその先を見据えて、以下の通り、トレーニングメニューを改めました。
・平日は、日中のシャドウピッチングも含め、1日100球以上投げること
 ※月間ノルマ2,000球、年間ノルマ24,000球
・夜に行う筋トレは投球の出力アップにつながるメニュー(デッドリフト、ブルガリアン・スクワット、握力強化など)を重点的に取り組むこと
・腰痛対策のストレッチは、毎日実施すること

ケンカ投法、完コピなるか?

レイチェルズの田中監督からは「投球フォームの再現性に留意するように」と言われていて試行錯誤を繰り返していましたが、フォーム探しの旅がようやく終わったような感があります。自分なりの結論は、NPB史上屈指のコントロールを誇った東尾修さんの投球フォーム↓を完全コピーすること。日本シリーズで投げまくった勇姿が脳裏に焼き付いていて、草野球なんて始めるずっと前から物真似しまくってましたから東尾さんのフォームは身体が覚えています。もちろん、上辺だけ真似てもフォームが完成する訳ではありませんが、頭にあるお手本(イメージ)通りに身体を動かすだけでも、やみくもに投げるよりずっとマシです。さらに具体的に言うと、(自分は右投げですが)投球時に左足を踏み出した際に重心が低くなるのが自分にとっての東尾投法のメリット。ついでに、無走者の際、セットポジションで投げるのはもうやめて、堂々とワインドアップで投げることにしました。


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目標、無死球完封!

投球フォームが安定せず、今季は悔しい結果に終わっていますが、来季は絶対に巻き返すつもりで精進していきます。防御率は5点以下にして、怪我や故障に留意しつつ、年間100イニング以上投げたいですね。

ロングタームの目標としては、ストライクゾーンの四隅を突く東尾修さんのようなコントロールはいきなり身に付かないので、まずはホームベースを2分割した内と外を投げ分けられるようになること。そして、数年かかってでも投げる出力をスピード換算で30キロぐらいアップして、持ち球のパームボールはどんな高反発バットでも簡単には芯で捉えられない魔球に磨き上げたいと思っています。飛距離が金で買える打高投低のこの時代に、俺は全力で抗っていきます。

野球に限らず、スポーツの最大の醍醐味は、精進努力の果てに結果を出して成長していくこと。今の自分の実力を考えれば遠大な目標ですが、先々は無四球完封できるような投手になれるよう、日々是精進あるのみです。

野球って、本当に難しくて楽しいですね。

 

行くぜ、俺。

ENJOY BASEBALL!

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ベースボールマガジン別冊夏祭号『1969-1988_東尾修とライオンズ』